おはようございます。
いつもスタッフブログを読んでいただき誠に有難うございます。
今日は弊社に寄せられるご質問に簡単ではありますが、お答えしたいと思います(^^)/
Q・・・
現場で流れている泥水は何ですか?
A・・・
これは、ひじょうに多い質問です。
まずは皆さんでイメージしてみてください。海辺の砂浜で単純に1mぐらいの縦穴を掘るとします・・・
そうすると・・・大体は途中で崩れてしまいます。
これが500mとか1,000mだとしたら・・・もちろん崩れます。
崩れると先に進めませんので、崩れないようにしなければいけません。
その役割をしているのが・・・あの現場に流れている泥水です。
掘削現場には主に2~3人の技術者がおります。
1人目は、機長と呼ばれる技術者です。現場の全てを統括する役割です。
一級鑿井技能士という資格を持つ、船長のような立場ですね。
2人目は、機械設備管理者です。
そして、今回の質問に出てくる泥水を管轄しているのが、3人目である泥水管理者です。
機長が船長であれば、この泥水管理者は航海士といったところでしょうか(^^)
もちろん、3人だけでは無理なので・・・まだ数名おりますが、今回は割愛しますね。
泥水管理とは・・・先にも述べた一級鑿井技能士という国家資格にも必須要綱として
試験されます。ファンネル計と呼ばれる特殊な機材で、泥水の粘性や流速・比重などを測りますが、
実際の掘削現場では、地層や土質によって調合を調整します。
たとえば、砂層で脱水症状となる場合と、水を含むと膨張し、せり出してくる層では
調合調整にかなりの違いがあります。
また、この泥水は環境にも配慮した物でなければいけません。
このような役割を泥水管理者は担っております。
もちろん、掘削を担当している機長からの指示があっての事ですけどね。
結論からすると、あの泥水は掘削にとても重要な役割を果たしているといえます。
いや・・・泥水がなければ掘削は不可能かもしれませんね。(工法にもよりますが・・・)
答えになったでしょうか?
現場によっては、見学も可能ですので興味がある方は弊社までご連絡下さい。
(来客用のヘルメットも準備しております)
では、今後とも簡単ではありますが、できる限りの質問にお答えしていきますので、
ご質問をお待ちしております(^^)/